
昨年に引き続き、下之一色町から国府宮になおい笹を奉納する七年会の撮影を担当させていただきました。
国府宮裸祭り。下之一色町、なおい笹の奉納
昨年、写真をお渡ししてすぐに、
『来年も駒田さんにお願いします!!』
「まだ一年近く先の予定なので・・・」
何度かそんなやりとりを繰り返したけれど、今年早々にこの奉納に携わることが決まっていた。
歯切れが悪い返事しかできなかったのは、お話を頂いた時点では、穴を開けるわけにはいかないし、だいぶ先の話すぎてスケジュールが見当もつかないというのが最大の理由だった。
(昨年、この撮影を受けたのは、代わりに撮影してくれる人を探していたカメラマンさんの話を聞いて、誰も撮影してくれる人がいなくて、自分のスケジュールが空いていればとしていたので)
ほんの少し、寒さや失敗、機材を破損してしまうかもしれないことを恐れていた気持ちがあったのかも知れない。
二度目というのはとにかく難しいのだ。
一度様々な恐怖を乗り越えてしまって安堵してしまうのか、
想像以上よくできたので、もう一度それを越えようとしすぎてしまうからか、
その怖さを知ってしまって怖気付いてしまうからか。
色々と分析してみたけれど、なぜ難しいのか原因はわからない。
ボクシングの中継を見ていると、
『初防衛戦は難しい』
という解説者の言葉を耳にするけれどもそれに近い感覚なのかも知れない。
僕は、宮様の撮影を三度経験させていただいているが、極度の緊張で震えることすらできなかった一度目の代表撮影より、二度目の撮影の方が遥かに難しかった。
『彼等の記録を誰も残せなかった』
ということだけは避けなければならないと思ったので、
僕の予定が調整できない場合は、代わりのカメラマンを紹介することを約束した。
代役といっても、写真が上手なだけでは難しい。
夜明け前から、寒さに耐えて撮影してもらわなければならないし、
天候によっては無理はできないことを了承してもらっているけれども雨天の場合もある。
晴れていたとしても、奉納の最中、あちこちからお酒がたくさん飛んでくる。
それを承知で、彼等の想いを理解して快く受けてくれる人でなければだめだ。
今回は、フォトックスデザインの代表、小林さんに相談すると快く引き受けてくれた。
結局、僕のスケジュールも調整ができたけれど、せっかくの機会なのでと撮影に参加してくれた。
その小林さんに加えて、平和堂稲沢店から撮影に加わってくれたMiyakoさん(初参加。女子の様子を中心に追うようにお願いした)を含め三人で撮影することができた。
素敵な写真をたくさんありがとうございました。
この場を借りて、お世話になった関係者の皆様にお礼申し上げます。
今年も彼等の様子を記録に残すことができたので、撮影した写真を紹介させていただくことにします。
続きを読む →