51年の歴史に幕 額田中学校 敬信寮へ

額田中学校 敬信寮
令和5年度で閉寮した、額田中学校、敬信寮へお邪魔させて頂きました。
こちらの敬信寮は、愛知県内の公立中学校で唯一の寮でした。

額田中学校では、名残を惜しむ方達へ向けて3/16.17.20寮を開放しています。
見学・撮影は自由(撮影した写真や動画をSNSなどに公開はNG)です。
※今回は、開放日のルールに沿って、敷地外から建物の外観のみの掲載にさせていただきます。
詳しくは、額田中学校のホームページでご確認下さい。

貴重な経験をしたので、お礼の意味も込めて敬信寮でのできごとを書かせていただきます。
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2023年嬉しかったこと

館報かみむら
あっという間に年末になってしまいました。

今年初めに、月刊たくさんのふしぎ発売から始まり、おかげさまで嬉しいことの連続でした。

15年ぶりの上村で撮影

15年ほど前に廃校になった、旧上村中学校の校舎に入ることができ、そして隣接している小学校で開催される運動会も見ることができました。
上村中学校とのご縁は、廃校直前にしっかりとした記録を残したいと考えた先生が、僕の写真集を見て、連絡を頂いてご縁をいただきました。

遠く離れた、飯田市の上村では、先生が暮らしていた教員住宅、地域の方のお家にお世話になりながら、廃校を見届けた思い出の場所。

運動会当日、館報の撮影のちょっとしたお手伝いのつもりで写真を撮らせていただいたのですが、なんと館報かみむらをしっかり見てみると『写真の一部はカメラマンの駒田匡紀氏から提供頂きました』と記載されていたのです!!

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’22年の仕事まとめと’23年に向けて

たくさんのふしぎ『字はうつくしい わたしの好きな手書き文字』

2022年は、本のお仕事に没頭できた一年でした。
年末発刊された『愛知の昭和30年代を歩く』から『岐阜の昭和30年代を歩く』のグラビアページの取材、そして月刊たくさんのふしぎ2月号(福音館書店)。
岐阜の昭和30年代を歩くは、ぎふベストセラーNo1獲得!、その後も年末まで上位に入り嬉しい結果になりました。
昨年の仕事を振り返りつつ、今年に向けて。 続きを読む →

過去と向き合って気がついたこと

谷汲駅に保存中のあかでん
最近、特に意識はしていませんが、過去と向き合う機会が増えてきました。
最近、出版された『名古屋ご近所さんぽ』は、僕が最初に本の企画を持ち込んで採用いていただけなかった版元さんからの依頼でしたし、月刊たくさんのふしぎ『すてきなタータンチェック』の単行本化は、僕が若い頃目標にしていた仕事のひとつでした。

また、現在進めている企画では、二冊目の写真集の舞台になった川上分校を訪ねることになり、谷汲線でお世話になっていた方の娘さんから連絡をいただいたり。

僕は、数年前まで写真を辞めてしまおうと思っていた時期がありました。
数え切れないほど『大失敗』をしてきたと思い込んでいてもうダメだと考えていたからです。
そして、失敗と思い込んできた過去を乗り越えることができず、心のわだかまりのようなものが消えないまま。

でも、いつまでもそこに留まっているわけにもいかず、前に進まなければなりません。
自分自身、まだまだこれからなのですが、同じように、何か壁にぶつかった人の参考になるかもしれませんし、気づいたことがあったので書き留めておきます。
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名古屋ご近所さんぽ発売!カメラマンの僕が原稿を書くために実践した簡単なこと

名古屋ご近所さんぽ
名古屋ご近所さんぽ 風媒社


お陰様で、名古屋ご近所さんぽ 風媒社2021.10.14に発売決定しました。
おさんぽ写真の楽しみ方、撮り方のコツについて、8ページのテキストと写真が掲載されています。

風媒社さんは、僕が(たぶん)一番最初に写真集の企画を持ち込んだ出版社さんです。
その時は形にはなりませんでしたが、20代の頃でしたから、何年越しになるでしょうか。
子供が小学校を二回卒業しても足りないぐらいの年月を経て、お仕事をいただくことになりました。

まず、僕を起用してくださった編集者さん、撮影に協力していただいた皆さん、取材活動を続けてこれたのは、写真のお仕事のたびに僕に声をかけてくださった皆さんのお陰です。
本当にありがとうございました。

実は、この本で撮り方のコツを書いておりますが、仕事を受けた時点では、町歩き、お散歩写真については全くの初心者でありました。
そんな僕でも、名古屋ご近所さんぽに書いた通りにやってみれば、本に掲載されるレベルの写真は撮れるということです。
ただひたすら撮るだけでしたが、当初、本の中程に掲載予定が本文の一番前へ、6頁だったボリュームが2頁増の8頁になりましたから撮り方は間違いありません。

仕事を請け負った制作側の立場から見ると、編集者さんの注文通りうまくいったということになると思います。
撮影としては、たまたまお話いただけただけで誰でもできる内容ですが、仕事としてみると難しい部分がいくつかありました。

そんな中で、この結果を得ることができたのは、最初に立てた目標があったからだと気づくことができました。
取材の様子や仕事の流れ、どのように目標を設定したかなどについてまとめておきます。

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