フィルムをスキャニングしていただいたわけですが、データが思っていたより明るめに(モノクロだと浅いって感じかなー)なっていたので、全て補正が必要に。
先輩の事務所で作業をさせていただいたので、その時のメモを。
グレースケールデータについて
今回は、印刷原稿用にフィルムから、データへ。プリントを納品する方がいいという説と。フィルムからの方がデータが豊富なのでいいという説と聞いたことがあります。
いままでは、プリントを原稿にしていたわけですが、どうも浅くあがってきてしまう感じだったので、今回はデータで入稿することに。
プリントを納品する場合は、ほとんど経験と感の世界で、目を細めて印刷後の写真を想像するとかそんな方法でプリントを仕上げたりも。
グレースケールのデータは、k 5%〜95%の中に、データが収まるように加工していきます。
これは、印刷機の能力が、この幅でしか再現できないとされている数値で、モニターなどではつぶれていなくても、95%以上の黒は、再現不能と考えれば想像つきやすいですね。
銀塩のプリントで納品する時もそうなのですが、必ずしもプリントででている黒が、印刷ででるとは限らないんです。
画像編集ソフトで写真を読み込みー
新規調整レイヤーのトーンカーブを選択。
いきなり元画像に手を加えてもいいのですが、変更ややり直しといった修正が利かないので、トーンカーブ以外でも、明るさや、露出といった調整を行う場合はレイヤーを使用した方が無難です。
こちら、初版の時に、黒がしまらずしゃびしゃびであがってきたので、クヤシイ思いをしたカット・・・
プリントでは出ていたんですけどねー どうも、全体的にコクがなくなってしまった感があったんです。
今回は、反省の意味を込めて、がっつり気味に黒をしめていきます。
カーソルを当てて、白いところ、黒いところの数値をチェックして終了。
補正なしであがってきたデータと、こちらの補正の差を確認したかったので、印刷所の方からテストプリントを出力してもらいます。
かなりいい感じになったと思うのですが、意外にも、補正前のデータはそこそこしまっている感じだなーと思いました。
がっつりしめたのはいいのですが、これはあくまで最終の仕上がり・・・
ほとんど上下(明るい方、暗い方)に、余裕がない状態です。
考え方によるところも大きいと思いますが、5%〜10%ほどデータに余裕を持っておいた方がいい・・・
製版の方で調整がまったくできない状態になってしまう可能性があるので、僕は今回そうしてみました。
最終的な調整はー
1 トーンカーブのレイヤーの透明度を下げる。
2 トーンカーブのレイヤーを選択後、ブラシツールで、黒すぎるところを塗る。
3 直接トーンカーブを調整する・・・などの方法が考えられます。(実際はまだたくさん方法があるとおもいますけど)
2番目のブラシツールを使う方法だと、使い方次第で、覆い焼きと同様の効果が得られますね〜!
この方法で、覆い焼きを行うと、あとあと修正する時に作業がしやすいと思います。
パスでマスクを作って、調整していくとかなり細かいところまで調整できるのが、デジタルのよさ・・・
ただ、あまりにも細かいところを見ていると、全体的な雰囲気が見えなくなってしまうので、そこまで作業はしていません。
作業後は、TIFF(.tif)で書き出して、編集したデータは、レイヤーを残したまま別に保存しておきます。
あまり詳しく書けませんでしたが、こんな感じですすめていますー
あぁ、この写真 わたしの大好きな写真だ~。
作業 少しずつ進んでいるんですね。
おつかれさまです(^o^)丿
うれしいご報告 楽しみにお待ちしていますね!
hand’s さん
おはようございまーす
ありがとでーす!
実は、前回は、思っていたよりしまらない感じでゆるくショックだったんですー
なんだか気がつけば秋。
ポストカード展の準備や、大学の方とか、楽しくやれそうです〜;D
また!!;D