最近、写真を撮る時にとても大切だなーと思ったこと

最近、いろいろな写真を見る機会をいただいています。
それもびっくりするぐらい、凄くかっこいい感じだったり、雰囲気のいい写真だったりして、こんなに上手に撮れているならいいじゃないっ!と思うことも数えきれないほど。

Blogなどを見ていても、とっても上手な人や、いろいろとノウハウを提供している方もたくさんいらっしゃいます。
そいうった感じのこととは、ちょっと違うのですが、僕が特に大切だよなーと思ったことを。
先日、ぎふチャンで触れた写真の撮り方のコツ、まったくわけわかんなくなってたので、反省も込めてじっくり考えてみましたーXD



マクロでもない望遠でもない気がしてます。一眼レフでもボケでもないのかも

特にマクロでなくっても、かなり近づいて撮れるようになって、およそ日常の視線では得られないような写真が簡単に撮れるようになってきたのかなーと感じています。
僕も気がつくと、どーんと寄って写真を撮っていること、少なくないです。

でも、作品を撮りにいく時、僕は、ボケを得ることとかほとんど考えていません。
極力速いシャッターでピントを合わせて撮れるようにして、結果あい切らなくてぼけることがほとんどです。

やっぱり撮るときは、できるだけまっすぐ構えて、まっすぐ撮ることしか考えていないんだなーと。
上手くいかないときは、きまって変に造りこみにいった時ばかりです・・・
そういう失敗をすると、腹立たしくて、悔しくて、腹が立ち過ぎて眠れないこともあったりします。



写真で作るポストカード展に参加していただいた皆さま



あれこれ凝った撮り方をした方がいいのかもしれませんけど、やっぱり僕にはできません。
大切な所でマクロ撮影(そういう世界の人は別として)していたら、きっと楽しくないですよね。


近距離、遠距離と距離感はいろいろあるのですが、どちらにもあてはまらない普通の距離 中間距離でいかにしっかりと撮り切るかが大切なのかなーと考えています。
距離感だとあいまいですが・・・被写体の一部を極端に切り取ったりして雰囲気を造っていくこととは違うと思うのです。

僕がいいなーと思う写真を見てじっくり考えたり、凄くかっこいい!と思う方の写真を見ていても、近距離でも遠距離でもない普通の距離感でしっかり画づくりができているのかなと感じるのです。

また、時が経過していくと、雰囲気のみに支えられている写真ほど弱いものはないと思います。
記録性を抑えつつ、いかに撮り切っていくか?そこがなにより大切なことのように思いました。
長い目で見ると、毎回あれこれ苦労して造りこんでいくより、普通に当たり前の写真をこつこつ撮り続けていくことの方が簡単で長続きしますよね。


必要以上にかっこいい写真を撮りにいかないこと、目先の面白さを追求しないこと、機材に頼らないこと・・・


数年続ければ、撮影した時には気がつかなかったような付加価値を、写真から感じることができるはずです。

『今』は、今、この瞬間にしか撮れないものなのですから。

masaki
駒田匡紀(こまだ まさき) フリーカメラマン。 撮影や取材のご依頼など、お問い合わせはコンタクトフォーム、メールをご利用いただけます。

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