最年長の子どもを預けている保護者は、毎年出し物を企画してやるわけですが、今年は全員参加の太鼓と有志のダンス。
土曜日の朝、町内の集会所を借りて、ダンスの練習が始まりましたので、その様子を見てきました。
有志の女子メンバーの皆さんが、かわいらしいダンスを真剣に練習している姿を眺める男ひとり・・・
あぁ男に生まれてきてよかったと、この場に居合わせることができたことに、ささやかな幸せをしみじみと感じるひととき。
と、個人的な趣味もそこそこに、ちょっと真面目に考えてみたいと思いました。
有志のダンスの先にあるものは?
町内でも、学校でも、保育園でもまっ先にぶちあたる問題は、人の顔がわからないこと。なにをするにも、まず、簡単なことでも話しにくい感じがしてしまうのです。
こういった行事というと、忙しく過ごしているので、どうしても大変さ、面倒さが先にたってしまい、参加する人数も限られた感じになってしまいます。
実際、僕も、とてもめんどうで、やらなくてもいいんじゃないかなーと思わないこともありません。
自分の時間を、たっぷり楽しんでいた方が楽しいのです。誰でもきっとそうです。
「もうちょっと参加してくれる人が増えないかなぁー」
練習時間の調整、場所の確保、人数不足などがやっぱり悩みの中心に。
なので、こういったことをする意味はなんなのか?ちょっと考えてみました。
「今までの保護者の方々が築き上げてきたものをちゃんと残していきたいわー!」
そもそも、どうして出し物を増やそうとしたのかを聞いてみた時に、こんな意見を聞きました。
僕なりに考えた結果、ダンスは単なる形であって、
どうしてこういった出し物を残すのかというと、保護者同士の繋がりをつくり、保護者と園との関係をつくり、子どもを育てていく環境を、園と保護者と一体になってつくっていくための、大切な基礎になるのだと思いました。
今までお世話になった保育園から巣立つ保護者として、これからの園、保護者の皆さん、子ども達によりよい環境を残していきたいという気持ちの現れだとも感じます。
仕事でも、遊びでも、顔の見えない相手とはなにもできませんものね。
こういった出し物を上手く踊る必要はないと思います。
空いている時間に顔を出しているだけで、挨拶がうまれて、会話がうまれて、双方の理解が深まっていくのではないでしょうか。
こういった企画を通じて、しっかりとした関係を築いていくことこそ、出し物が必要になっている最大の理由なのだと気がついたように思います。
窮屈なことでもあると思いますが、これが社会に参加するということなのかなー
終わってしまえばあっという間で、楽しい思い出と、忙しい中、一緒に練習をしたかけがえのないお友だちが残ります。
これ以上はいいますまい。
と、あれこれ考えてみましたが、練習に立ち会うと見ていて単純に楽しい!!
一生懸命に打ち込んでいる姿を見ているだけでも、自分の気持ちも前向きに変わります。
ダイエット効果に期待を寄せている参加者も約1名いたようですが、より良い結果が生まれるように陰ながら応援したいと思います。